スープ海のいのち

桜えびのビスク

昔々、子供の頃から家族で毎年訪れていた伊勢志摩にある志摩観光ホテル。
ここのメインダイニングで伊勢海老のクリームスープを注文するのが年に一度のお楽しみでした。
大人になって家族旅行も行かなくなって、その間に経営も替わったみたいでかつての志摩観光ホテルは記憶の中だけの存在になってしまいました。
それでも、フレンチレストランなどで海老の濃厚なスープの香りを嗅ぐと、プルーストのマドレーヌのようにたちまち幼少の頃の記憶が鮮明に蘇ります。
伊勢海老はそんなに頻繁に手には入らないけれど、乾燥の桜海老なら年中手に入りますし、家にストックしておくこともできます。
不意の来客にも手軽にフレンチの味を振る舞うことができますよ。

【材料】・・・ 桜海老(20g)、じゃがいも(小2個)、ネギ1本、バター20g、固形ブイヨン2個、水400g、生 クリーム少々、カイエンペッパー(あれば) 少々

【作り方】・・・鍋にバターを入れて桜海老を 炒める。香りが立ってきたら薄切りにしたじゃ がいもとネギを入れて炒める。少し透き通って きたら水とブイヨンを加え、蓋をして弱火で10 分ほど煮る。フードプロセッサでなめらかにし、 味見をして足りなければ塩を少し足して出来上 がり。仕上げの生クリームとカイエンペッパー はお好みで。

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