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ハーブと彩穀のサラダ

洗練されたレストランのお料理は大抵エディブルフラワーが飾られていますね。でも残念ながら食べることには抵抗がある人が多いようで、そっとお皿のふちに残されているのを見ると心が痛みます。
実は花の部分にも各種ビタミンやミネラルの栄養が詰まっています。コリアンダーの花、パセリの花、タイムの花がちょうど満開だったので、花を食べることをテーマにした一品です。
ベースはご飯。ヨーロッパではお米は野菜感覚でよくサラダにします。
白米に黒米、赤米、緑米といった本来の米の栄養豊かな「古代米」と、ハトムギ、キヌアなど多様な穀物を合わせます。
これを私は「雑穀」ではなく「彩穀」と呼んでいます。
「雑草」という名の草が存在しないように、「雑穀」という名の穀も存在しないからです。
この彩穀にえごま油、夏蜜柑の果汁、未精製塩、青唐辛子、きゅうり、にんにくを合わせてセルクルに詰め、押寿司風にします。間にはルッコラ、からし菜、紫ケールと、にんじんとエシャロットのドレッシングが挟まっています。

*ハーブと彩穀のサラダ

【材料】(4人分)…米2合、お好みの雑穀(黒米、赤米、押し麦、ハトムギ、たかきび、キヌアなど)大さじ3、お好みのハーブ(ルッコラ、ミント、ディル、コリアンダー、パセリなど)ひとつかみ、きゅうり1本、プチトマト8個、サラダ菜数枚、唐辛子4本、夏みかん半個(手に入る柑橘で、なければリンゴ酢)、オリーブ油30cc、にんにく1片、塩、胡椒

【作り方】塩をひとつまみ入れてご飯を炊く。きゅうりを角切りにし、塩揉みして水分を拭き取ってからオリーブオイル、刻みにんにくと合わせておく。炊き上がったご飯に塩、果汁、塩を入れて冷ます。冷めたら刻んだ唐辛子、ミント、きゅうり、えごま油を加えて混ぜる。セルクルにご飯を詰め、サラダ菜を挟み、さらにご飯を詰めて形を整える。
セルクルを外し、上にトマト、ハーブを盛り付ける。