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-食の哲学-

「食」という字は、「人を良くする」と書きます。

あなたの体は、日々あなたが食べているものでできています。

あなたが食べたものは、あなたの体だけでなく、あなたの精神も形成します。

あなたは、どんな人間でありたいと考えていますか?

良い人間になりたかったら、良い食べものを食べればよい。
幸せな人間になりたかったら、幸せな食べものを食べればよい。

とてもシンプルです。

それでは、良いものとはなんでしょう。幸せな食べ物とはなんでしょう。

単純においしいもの?おいしくないけれど、健康に良いとされているもの?自然食品?菜食主義?糖質制限?マクロビオティック?グルテンフリー?乳製品不使用?どれが正解がわからなくなりますね。

良いものを食べるということは、「自分にとって良い」という自分都合のみであってはならず、
必ず「全体にとって良い」という他者都合でなくてはなりません。

あなたが何を食べるかは、あなただけではなく地球上の他の生命全体に影響を及ぼす問題だからです。

あなたが添加物入りの食品を食べると、その添加物の一部はあなたの体に蓄積され、ある日突然に不都合をもたらします。残りは排泄物となって浄化されないまま自然界に放出され、微生物をはじめ植物・昆虫・動物などさまざまな命にも不都合を起こします。

反対に、自然にとって良いことは、必ず自分にとっても良いこととなって還ってきます。
自然は循環し、私達人間はその大いなる循環の一部だからです。

食は命をいただくこと。

食をどう考えるかに、その人の考え方と生き方が現れます。

食品添加物の問題、農薬の問題、遺伝子組み換え作物の問題、アニマルウェルフェアの問題、食料廃棄の問題、企業による種子独占の問題。
現在、食を取り巻く問題は私たちの生命のみならず、地球全体の生命を危機に曝すところまで深刻になっています。

あらゆる情報が錯綜する時代、何が本当に正しいのか、何が真理なのか。
その見極めは、私たち自身が自然に対して正しく生き、正しく食べ、自分都合でなく全体にとって善き存在であれば、決して間違うことはありません。
すなわち何が正しいか何が間違っているかの判断は、自分に合う合わないという自分基準ではなく、自然全体に沿うか否かで見極めること。
そのためには知識を得るだけでなく、日常生活の一つ一つをあらためて見直し、考える習慣をつけることが必要です。

人間は考える葦。

考えることこそが、人間を人間たらしめる行為です。

食について考え、食を正すことで社会をより良く変えていけることに、一人でも多くの方が気づいてくださることを願ってやみません。

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