林檎、柿、無花果、葡萄、柘榴。
秋の果物は滋養があり、そのままで美味しいのは勿論のこと、調理にも向いています。
フランスの代表的な秋冬サラダは、アンディーブ、林檎、くるみのサラダ。
ヨーロッパでは、果物は料理に良く使われます。
フェンネルとオレンジのサラダも有名ですね。
果物の自然な甘みと酸味は料理に旨味をもたらし、風味を豊かにしてくれます。
料理に果物を入れるのを好まない方も多いのですが、和食には柿なますという伝統的な料理もあります。
柿の柔らかい食感と優しい味わいは意外と何にでも合うものです。
(ちなみにフランスでは柿はKAKIとそのまま和名で売られています)
ぜひいろんなサラダに入れてみてください。
たまたま柘榴が手に入ったので、写真のサラダには柘榴が入っています。
赤く透き通る粒がルビーのよう。
綺麗な色は見た目の良さもありますが、色素そのものがポリフェノールという素晴らしい栄養素で私たちの体のコンディションを整えてくれます。
とにかく、旬のものを食べること。
たとえ無農薬でなくても、旬の生産物は人間があまり手をかけなくても育つので、使用する農薬の量も少なめです。
何より旬の植物が持つエネルギーはとても強いので、その強さを人間も分けていただけるというメリットがあります。
*秋の果物とケールのサラダ 【材料】(4人分) ケール8枚、紫キャベツ1/6、林檎半個、柿半個、ざくろ半個、胡桃ひとつかみ、味噌大さじ1、白バルサミコ酢大さじ2、オリーブオイル大さじ4、にん にく1片、レモン汁小さじ1 【作り方】 サラダボウルに味噌、白バルサミコ、すりおろしたにんにく、オリーブオイルを入れてドレッシングを作り、スライスしてレモンをふりかけた林檎と柿を入れる。紫キャベツは厚めの千切り、ケールは適当な大きさにちぎって入れる。食べる直前に全ての材料を混ぜ合わせて皿に盛り、砕いたくるみをふりかける。