歴史的な猛暑が九月まで長引いた今年ですが、それでも季節は巡って、私たちは自然の恵みを受け取ることができています。
いつか四季が消え、折々の旬の収穫も望めなくなる時が来るのでしょうか。
せいぜい、今ある春夏秋冬に感謝して恵みを頂戴することにしましょう。
栗は古代から日本人が親しんできた食べ物です。
栄養価が高く、保存も可能な優れた食品。
栗ご飯や渋皮煮の栗は処理が面倒ですが、スープなら超簡単。
栗を茹でて、半分に割って中身をスプーンでくり抜くだけ。
ミキサーやブレンダーで水と少々の塩を加えて伸ばして出来上がりです。
温めて器に盛ったら、栗半分をスプーンで掻き出して加え、生クリームをひと回し。お好みでブラックペッパーも。
優しい甘さと、ところどころ粒のままの栗が舌の上で溶けていく食感がとても美味しい、ヴルーテの完成です。