海のいのち

天然海老とトマトのカレー

日本人が大好きな海老。
昔は海老って火を通すとびっくりするくらい縮んだものですが、最近の海老は火を通してもそれほど縮まず、プリプリなままですね。
それは保水剤(リン酸塩、Ph調整剤)が添加されているからです。
また、黒変を防ぐために酸化防止剤・合成漂白剤も添加されています。
これら添加物は、いくら許可されているからといって決して体にいいわけではありません。あくまで企業都合で使われるもの。
そもそも日本の海老の大量消費を賄うために東南アジアで養殖が盛んなわけですが、大量生産のための高密度な環境、大量の合成肥料、大量の抗生物質で養殖が行われるため、養殖場は数年で汚染されて場所を転々とする、ということを繰り返してきました。
自分達が安全なものを食べたい、という以前に、私たちの欲が自然をここまで破壊してしまったことを猛省しなければなりません。

「パプアニューギニア海産」という会社は、そのような汚染まみれの養殖海老の問題とは無縁の、現地で働く人々と自然環境への双方に配慮した方法で私たちに美味しい天然海老を提供してくれます。
ちなみにこの会社では清掃に合成洗剤は使わず、自然の石鹸を使うそうです。そんなところに企業理念がしっかり現れて素晴らしいなと思います。

http://pngebi.greenwebs.net

素晴らしい栄養源である天然海老は、ほんの少しだけ大切に頂きます。
カレーは典型的な薬膳料理。ピンポンボール大のニンニクと生姜のみじん切りを炒め、お好みのカレースパイスパウダー(ターメリック多めがお薦め)、ココナッツミルク、出汁代わりにトマト缶を加えて深みと酸味を出します。ご飯は彩りと栄養を考えて白米に古代米(黒米)をプラス。色彩も重要な栄養素です。
さっと茹でた青菜を添えれば一皿で完璧な食事に。